女王対スパロー

女王対スパロー
Supreme Court of Canada.jpg

カナダ最高裁判所

1988年11月3日提訴

1990年5月31日判決

正式名:ロナルド・エドワード・スパロー対女王陛下
召喚状: [1990] 1 S.C.R. 1075; 1990 CanLII 104 (S.C.C.); (1990), 70 D.L.R. (4th) 385; [1990] 4 W.W.R. 410; (1990), 56 C.C.C. (3d) 263; [1990] 3 C.N.L.R. 160; (1990), 46 B.C.L.R. (2d) 1
前歴:ブリティッシュ・コロンビア州上訴裁判所における国王への判決.
判決要旨
カナダ政府は先住民との間に、1982年憲法法第35項に基づいて、信託の関係を有する。第35項のもとでのいかなる先住民権の拒否もその正当性が示されなければならず、また先住民権には優先権が与えられねばならない。
判事
裁判長 ブライアン・ディクソン
陪席判事 アントニオ・ラマー、バーサ・ウィルソン、ジェラール・ラフォーレ、クレール・ルールー=デューベ、ジョン・ソピンカ
Case opinions
全員一致での判決: ディクソン裁判長とラフォーレ判事による裁定

女王対スパロー(じょうおうたいスパロー)(1990 1 S.C.R. 1075)とは、カナダ最高裁判所による重要な判決のひとつであり、先住民であるファーストネイションの人びとの権利を、1982年憲法法第35項のもとで、憲法の理念に基づいて定着させようとするはじめての試みとなった。最高裁は、漁業権のような先住民権は、1982年以来現存しており、カナダ憲法のもとで保護され、政府のカナダの先住民への信託の義務をめぐる事由・根拠の正当化なしに侵害されてはならないとの判断を示した。