厚生経済学

厚生経済学(こうせいけいざいがく、: Welfare economics)とは、経済学の規範理論(: normative theory)的研究の総称である。厚生経済学はミクロ経済学の主要な一分野として位置づけられ、記号論理学の手法が積極的に用いられる[1]一方で、倫理学とも密接な関係がある[2]。また、アロー以降の厚生経済学は、社会選択理論: social choice theory)とかなりの程度で同義である。

ケネス・アロー1972年ノーベル賞受賞)やアマルティア・セン1998年ノーベル賞受賞)らは、厚生経済学を「現実的あるいは仮想的な経済システム経済政策を批判的に検討し、人々の福祉の観点からその性能を改善するために、代替的な経済システムや経済政策の設計および実装を企てる経済学の一分野」と定義している[3]